訪問診療・在宅医療

在宅医療とは?

身体・健康上の理由で外来通院が困難な方や、病院ではなく、ご自宅で療養されたい方のために、医師やスタッフが患者さまのご自宅まで伺って診察や医療行為を行うことです。

在宅療養支援診療所

ご自宅で病院と同じだけの医療や対応が受けられるよう、定期的な訪問診療と24時間の緊急時の対応をさせていただく診療所のことです。

対象となる方

対象となる方

  • ご自身の病状・身体状態のため通院が困難な方
    (例:寝たきり、脳卒中後遺症、神経難病、慢性心・呼吸不全、骨折後や重度関節症による歩行困難等) 
  • 現在入院中であるが退院後、ご自宅で療養生活を送りたい方
  • 最期の時を(病院ではなく)住み慣れた家でご家族と一緒に過ごされたい方
  • 自宅療養生活のために、特別な医療管理が必要な方
    (気管切開、胃瘻、人工呼吸器、尿バルーンなど) 
  • ご家庭の事情で通院が困難な方

在宅医療の実際

在宅で自分の想う療養生活が送れるよう、患者さまのご自宅まで伺って診療を行い、患者さま、ご家族さまの生活をサポートいたします。 実際には定期的(1~2週に1度)訪問診療を行います。 看護や介護とも連携し、他施設の訪問看護やケアマネージャーとも密に連絡をとりながら在宅療養を支援します。また、病院でなければ対処できない病状の時は、連携病院と連絡を取り、入院を依頼し、治療を行っていただきます。 緊急時には当院緊急連絡先までご連絡いただき、病状に応じてご対応させていただきます。(対処法のお伝えや往診、緊急入院の依頼など)。24時間の対応を取らせていただきますのでご安心ください。 個人個人に合わせたきめ細かい在宅医療を行い、ご自宅での療養を希望される方が安心して療養されることをお手伝いします。

お伺いできる範囲

お伺いできる範囲

基本として当院から半径約10Kmの範囲です。
ご相談により往診可能かどうかのご判断をさせていただきます。
一度お問い合わせください。

在宅診療までの流れ

在宅診療までの流れ

費用の目安

訪問診療―各医療保険の当該の割合の場合の自己負担金  

【例1】老人医療受給者証の負担割合1割の方
2週間に1度の訪問診療を実施 ⇒ 1ヶ月の医療費(自己負担額)6~7,000円程度
1週間に1度の訪問診療を実施 ⇒ 1ヶ月の医療費(自己負担額)8~9,000円程度
※老人医療受給者証をお持ちの方の自己負担限度額は一般の方で1ヶ月12,000円です。  

【例2】健康保険の負担割合が3割の方 
2週間に1度の訪問診療を実施 ⇒ 1ヶ月の医療費(自己負担額)18,000円程度 
1週間に1度の訪問診療を実施 ⇒ 1ヶ月の医療費(自己負担額)24,000円程度

【例3】被曝者健康手帳・重度障害者手帳・生活保護など各種医療費控除対象の方
※医療についての自己負担はありません
※上記保険の費用例は目安です。検査や処置あるいは特別な管理料を要する場合など、上記の費用例と異なる場合がありますのでご了承ください。
※介護保険の認定がある方は「居宅療養管理指導サービス」の費用として1ヶ月580円(医療報酬算定の関係上、500円、1,000円の場合があります)が必要です。 (医療保険とは関係ありませんので、例3の方も必要です)

薬剤について

ご利用の薬局へのお支払いとなります。(当院へのお支払いとは異なります)
処方される薬剤により費用が異なりますが、診療と同様に各医療保険の当該の割合の自己負担額が発生します。
なお薬剤の宅配を希望される方は別に1ヶ月800円程度の費用が必要となります。